宝塚市議会 2022-06-20
令和 4年第 2回定例会−06月20日-07号
令和 4年第 2回定例会−06月20日-07号令和 4年第 2回定例会
令和4年第2回
宝塚市議会(定例会)会議録(第7日)
1.開 議 令和4年6月20日(月) 午前 9時30分
散 会 同 日 午前11時34分
2.
出席議員(24名)
1番 田 中 大志朗 14番 梶 川 みさお
2番 岩 佐 まさし 15番 大 島 淡紅子
3番 くわはら 健三郎 16番 田 中 こ う
5番 川 口 潤 17番 山 本 敬 子
6番 となき 正 勝 18番 池 田 光 隆
7番 伊 庭 聡 19番 三 宅 浩 二
8番 村 松 あんな 20番 冨 川 晃太郎
9番 北 野 聡 子 22番 中 野 正
10番 寺 本 早 苗 23番 江 原 和 明
11番 浅 谷 亜 紀 24番 横 田 まさのり
12番 大 川 裕 之 25番 たぶち 静 子
13番 藤 岡 和 枝 26番 北 山 照 昭
次に、
中山台地区の自治会から連名で提出された救急車の配置を求める要望につきましては、地域の高齢化が進み、
救急需要が増加していることは認識しています。
消防本部では、昨年度から
組織改正検討委員会を設置し、
消防職員や車両の配置について市域全体を捉えた見直しを検討しており、
地理的条件や救急車の到着時間、
救急出動件数の推移などを分析し、
中山台出張所への
救急車配置も含めた救急車の適正な配置についても検討しています。
次に、
宝塚市立長谷牡丹園の現況と
里帰りボタンの補植についてのうち、牡丹園の
入園者数と入園料を無料にした経緯につきましては、本年4月25日に開園し、閉園となった先月15日までの期間で4,096人の方が来園されました。なお、閉園後の先月25日までの間も445人の方が来園されています。
入園料無料の経緯につきましては、本年4月から新たな
指定管理者となった
NPO法人西谷仕事人が、開園に向けて園内清掃とボタンの管理などを行ってきましたが、ボタンの開花状況、生育状況などが来園者に満足いただける状態ではないことや、園内のボタンや、
シャクヤクの株数が周知している株数と乖離があることから、
指定管理者が入園料を頂くことが困難であると判断され、市へ入園料の無料化の申出がありました。市がその申出を承認し、今期の入園料は無料となりました。
次に、
里帰りボタンの現況を市がどう認識しているかにつきましては、
基本協定書に基づき、毎年度終了後、前
指定管理者に対し、
管理業務と経理の状況に関する報告を求めていましたが、ボタンの枯れと補植などの状況の報告を求めておらず、
植栽状況を明確に確認できていませんでした。
今後は、これまで本市に提供いただいた13か所の牡丹園と調整し、本市へ改めて提供可能か、聞き取りを進めた上で対応を検討していきたいと考えています。
次に、ボタンの枯れや
シャクヤクに元返りした原因につきましては、園内に植栽しているボタンは、これまで1株で多くの花を咲かせることを念頭に置いていたため、株に負担を与えたことや、ボタンの管理は行っていたものの、結果として不十分なところがあり、枯れなどが生じたのではないかと考えています。
また、
シャクヤクの株が多くなっていることについて前
指定管理者に確認したところ、ボタンの咲く時期と
シャクヤクの咲く時期がずれるため、来園者に、できるだけ長い期間、花で楽しんでいただくための方策だったことを聞き取っていますが、今後は、牡丹園としての運営手法について
指定管理者とも十分調整を図っていきます。
その一環として、
指定管理者スタッフの
技術力向上を目指し、
ボタン栽培に関して、専門知識を有する職員を松江市のJAくにびきよりお招きし、改めて
栽培技術指導を受けながら、引き続き牡丹園の魅力向上に取り組んでいきます。
上下水道事業に関する御質問につきましては、
上下水道事業管理者から答弁をいたします。
○
三宅浩二 議長
福永上下水道事業管理者。
◎福永孝雄
上下水道事業管理者 北山議員の
上下水道事業に関する御質問にお答えいたします。
向月町・
鶴の荘地区内水、
浸水対策についての、向月町
地区外雨水流出解析等業務委託の報告書を踏まえた溢水・
浸水対策につきましては、昨年度、本業務を実施して、今後の対策を検討しました。
本業務における主な
対策検討は、2020年7月8日に発生した大雨の1時間当たり67.5ミリの降雨を想定し、必要となる
浸水対策として4つの方針を掲げました。
第1に
尼宝雨水幹線への流入量の削減、第2に
下水道計画に準じた排水区への是正、第3に水路の正常な
排水能力の確保、第4にこれらの対策の
整備優先順位、以上4点を掲げました。それらの方針を基に、
対策項目ごとに
雨水流出解析を実施し、効果の検証を行い、
対策工法を明らかにしました。
その結果、
尼宝雨水幹線をより流れやすくするための人孔部における高
落差処理の改良と併せて、向月町・
鶴の荘地区の
雨水排水施設の
流下能力を向上させることで同地区内の
浸水被害の解消に寄与することから、実施に向け取り組むこととしています。
今年度の
雨水浸水対策事業費の予算で速やかに詳細設計を実施し、早期に
対策工事に着手できるよう努めてまいります。
○
三宅浩二 議長 26番
北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) それでは、一問一答方式で幾つかの質問をさせていただきます。
少し順番を変えますけれども、まず最初に、
東消防署中山台出張所への救急車の配置についてですけれども、救急車を配置することは、車だけではなく必要な職員の配置も必要になりますし、
中山台出張所の施設の関係がどうなのか、ちょっと私は時間的に確認できなかったんですけれども、そういうことも必要になるんじゃないかとは思いますけれども、
中山台地区にとりましては、自治会から連名で出されたように、まさに積年の過去からの課題ということもありまして、さっきの説明にもありましたように、この10年間で221件ということで、本当に、毎日もう何回も音がすると、こういう現状なので、できれば安全・安心のために早く解消に取り組んでいただきたいなということで思います。
なお、令和元年には778件で、令和2年は668件で、そして令和3年は、さきに説明されましたように724件ということであります。ぜひよろしくお願いいたします。
2点目、
ダイヤ改正に伴うバスの運行についてですけれども、実は、この
ダイヤ改正に伴う
西谷地区のバス問題を取り上げるということが、市民にお知らせしてから、非常にたくさんの方からいろんな御意見をいただきました。中山台1丁目の方、
中山五月台3丁目の方、中山桜台2丁目の方、山手台、小浜2丁目の方などから、ダイヤの改正に伴いまして幾つか不便になったということで、具体的な窮状、御指摘をいただいております。
公共交通担当には、
市政アンケートなどで寄せられたものをコピーして渡しておりますけれども、特に1点だけ強調しておきたいと思うんですけれども、
市立病院行きのバスの便が、直行がなくなったり、時間が1時間に1本だったのが2時間に1本になったりということで、これは
市立病院の経営にとっても非常に大きな影響が出ることですから、市民の方が
阪急バスに要望されますと、宝塚市に要望してください、宝塚市に言っていただかんとどうにもならん、こういう姿勢のようですから、ぜひ、宝塚市としてどうするのか、
阪急バスとよく話し合っていただいて、しっかり取り組んでいただきたいなということを要望しておきます。
3点目、JRの武田尾駅への
エレベーターの設置について。
昨日、改めて
JR武田尾駅に行ってまいりました。これ高低差が10
メーターと言われているんですけれども、測ってみますと、階段は改札までが19段、改札からプラットホームまでが47段、合わせると66段で、大体1つの階段が、ちょっと幾つか違いますけれども、約15センチでありますから、やっぱり高低差は9.9
メーターということで大変高いんですよね。しかも複線ですから、もし
エレベーターを付けるとしたら2本要るということと、地形的にも非常に難しいところでして、もう
皆さん御存じのように、武庫川が横に流れていまして、しかも市道が走っていて、なかなか用地的にも
エレベーター設置が極めて難しい。言わば設計をするにしても、いろんな構想をまとめるにしても、工事的にも、ある人は、トンネルの中に少し奥へ入るようにして造ったらええん違うかというような、いろんな意見がありますけれども、極めて確かに難しいところだなと改めて思いました。
西谷で車椅子で生活されている方に、昨日会いまして、改めて聞きますと、どうしても
エレベーターを設置してほしい、そうしないとますますあの駅は利用しなくなって、本当に西谷がますます過疎になっていくと、そういう思いをお聞きしてまいりました。
そこで、さきのたぶち議員への答弁で、JRの武田尾駅について宝塚市の見解というか考え方ですけれども、
ダイヤ改正されたこと、すなわち三田駅便、宝塚駅便がなくなることに伴いまして、
西谷地域にとりまして、実質的に唯一の鉄道との結節点と、こういうことになったわけですね。まさに
西谷地域の窓口として重要な
位置づけと考えていると、こういうふうに答弁されています。
御存じのように、
エレベーターを設置する場合の
工事予算は、国が3分の1、兵庫県と宝塚市で3分の1、JRが3分の1。補助の条件は、私が最初にこの議会で取り上げたときは、1日の乗降客は5千人と言われていたんですけれども、3千人になって、最近は2千人、条件付と言われていますけれども。条件とは、増加の見込みとか、地域おこしの具体的な計画があるかないかと、こういうふうに言われています。
さらに最近では、国・県も少し前向きになって、幾つか検討しようということになっているように聞いておりますけれども、私はそれをさらに前に進めるためには、これまで大変努力して、担当も含めて、市長も含め、
担当部長も含めて何回も協議をされているわけですけれども、特に今回、さきにも、市の認識とありましたけれども、武田尾駅が
バス路線と
公共的交通の結節点になったことにより、より一層、皆さんが言われるように、あそこに
エレベーター設置をすることが不可欠になったんではないかというふうに私は改めて認識します。
そこで、国や県、特にJRに理解をして前向きにしていただく必要が今日あるんじゃないかと思っています。
確かに駅の
バリアフリー化というのは、基本的には事業者がするものというのが過去の市の答弁ですね、調べてみますと。しかし、武田尾駅の立地的な現況を考える場合、しかも今日のこのいろんな要望の取組の経過を考える場合に、これを前に進めるためには、普通何かの事業をする場合に、その予算はどの程度かかるというのは誰でも考えますよね。技術的に、設計的にもできるんか、でけへんかということまで普通は最初に考えるんですよね。
そういうことから考えたら、事業的、技術的、費用的なことをまず視野に入れて、今日しっかり考える必要があるんじゃないかと、こう思っています。
そこで提起いたします。宝塚市の思い、地域の事情や地域の思いを伝え、検討・協議を前に進めるためには、市として、
エレベーターの設置に向けて、設計、構想、概算費用を明らかにすることが今日必要ではないでしょうか。
かつて調べてみますと、担当からは、そういうための予算要望もされた経緯があります。当時は、それはJRがすることやということで、予算が承認されなかったようですけれども、今日の状況から見ると、まさにそのことを市として、市の予算でしっかり取り組んでいくということが、要望をより具体的に、地域の実情をしっかり伝えるためにも必要なことではないでしょうか。
また、さきに言いました、乗降客がどんどん減っていっているんですよね。早くしないと、遅れれば遅れるほど要望の根拠がなくなってきますし、困難になることは明らかなんですね。そういう意味で、市として予算を確保して、設計、構想、計画、
工事費用のまず概算を明らかにしていくということが必要と思うんですが、どうでしょうか。
○
三宅浩二 議長
池澤都市安全部長。
◎池澤伸夫
都市安全部長 JR武田尾駅につきましては、今、議員のほうから御指摘いただきましたとおり、
路線バスの
ダイヤ改定に伴いまして、唯一の
交通結節点ということになっております。また、第6次総合計画におきましても、
西谷地区の
まちづくり計画の中で玄関口という
位置づけとなっております。
これらのことにより、武田尾駅に
エレベーターの設置を求めるという地域住民の皆様の切実な思いということは十分承知しておりますし、JRに要望するに当たりましても、皆様のそういう声をお伝えして要望しております。
ただ、
JR武田尾駅につきましては、御指摘のとおり、約10メートルの高低差がございます。また、上り下り2線式の相対式ホームということで、
エレベーターの設置につきましては、構造的、技術的な課題の整理が必要であるというふうに考えております。
駅構内の施設ということになりますので、市が単独で解決できることではございませんので、これらの課題の整理に当たりましても、JR西日本株式会社と積極的に調整のほうを図ってまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○
三宅浩二 議長
北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) 私の質問に答えていただいたのか、ちょっと分からなかったんですけれども、これまで再三、JRに対して要望され、国に対して要望されているわけですけれども、やっぱりこの時点は、もうここまで来れば、一体その技術的、構造的に可能なのかどうか、しかもどの程度予算がかかるのか、このことを明確にしないと、ただ、市としてお願いするだけでは、もう前に進まないとはっきりしているんですよね。だから担当課も、ぜひこれは、概算の技術的構想についての予算要求をされているんですよね、調べてみると。私はそこに一歩踏み込まないと、幾ら……、もちろんこれは
バス路線が武田尾駅に集約されたことも含めて大きな要素ではありますけれども、ただ、やっぱり言っているわけでは具体的になりませんから、要はJRがその気にならないと前には進まないというのが今の現状なんです、調べてみると。
そのためには、幾ら、どれぐらいかかって、その中でどう市としてするのか。やっぱり市も思い切って負担するときはしますよということにならないと、どんどん時期が遅れていくんです。遅れていくということは、どんどん困難になっていくんです。減ってきますから、利用できないですから。私も上がりましたけれども、それはできないですよ、あれは。そのことから踏まえたら、ここで私は一歩踏み込むべきじゃないかと思うんですよね。
山崎市長は、先日、夢プラザで開催された、宝塚市の無形文化財になったちまきづくりに参加されたようでして、西谷の方々からも大変好評で、よう来ていただいたということで、喜んでいただいています。やっぱりこれは、西谷の方々がすごく市長に期待されていることですし、また、西谷の地域文化を守るためには、やっぱりあれだけの一定の人数の集積は当然必要ですから、そのためにも私は、武田尾駅の
エレベーター設置について、従来のことを一生懸命やっていただくのは私は評価していますけれども、ここで一歩踏み込まないと、いつまでたってもできないんです。そこを、やっぱり私は市として踏み込んでいただきたい。予算もつけて、調査もして、具体的に要望していくことが必要だと思うんですが、市長、どうですか。
○
三宅浩二 議長 井上副市長。
◎井上輝俊 副市長 今、議員が言われました予算要望、予算ですから、市の予算ですけれども、話としたら、担当のほうから、それぐらいしないと、やはりなかなか動かないという話は上がってきました。その段階では、ちょうど、まだもう一回、JRへ行こうというふうなことで行きましたけれども、市が今度は負担してでもやりたいぐらいの思いを出して話をしても、まだ難しいような状況でした。
ただ、言われていますとおり、一体どうするんだということについての何の資料も今は持っていませんから、あの施設を本当に改修しようと思ったら、
エレベーターは簡単につけられないというのは先ほど言われたとおりだと思っています。だから、その辺について、市として、どうやっていけばいいかというのは、ちょっと内部のほうでも十分協議して進めたいなとは思っております。
以上です。
○
三宅浩二 議長
北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) 私も何回も現地に行って、確かにね、どう考えてもいろいろ課題があるんですよね。あの課題をどう克服するか、技術的にも構造的にも非常に難しい。昨日も、改めてこれは大変だなと思いました。
そういう意味では、やっぱりJRに具体的に、国や県に具体的に、市側なり
西谷市民の思いを伝えるためには、ぜひ前向きに、一定の予算措置も必要になりますけれども、ぜひ取り組んでいただきたいということで要望しておきます。
また、これまで時間的に十分調べられなかったので、9月市会でも引き続き、私は恐らく今年がもう本当にこのことの一つの山だと思ってるんですよね。この機会に進めなかったら、もうできる機会はどんどん困難になってくると思いますので、改めて9月議会でも質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
里帰りボタンについて。
改めて言いますけれども、
基本協定の概要にボタンが1,500株あるということが書かれていて、実際は48%になると。
さきの答弁では、担当課はいろいろ報告を求めていなかった、要は認識していなかったと言われていますよね。しかし、指定管理制度が始まったときに、私たちは何回も研修会をしましたけれども、いわゆるモニタリング、しっかり発注側が定期的に、業務がされているかどうか、これを点検し、調査し、指導することが必要だと、何回も皆さん、我々も、そういう指導をすることが大切だというのは学びましたやないですか。
ということは、言いにくいことは何も言っていないんですよ。現地へ行ったら分かりますやん。現地、農政課の職員は毎回行っているわけです、一生懸命行ったと言っているんですよ。見ているのに、なぜそういうことを言わなかったんですか。
私なんかは過去から、昔から、みんな知ってますやん。ボタンが十分育っていない、毎年ボタンがどんどん枯れていっている。そのために松江市からも支援に来てもらった、こういう経過はみんな知ってますやん。にもかかわらず、そのことだけは報告を求めなかったんですか。本来、市としてやらないかん業務を何もやっていないじゃないですか。一目瞭然じゃないですか。あまりにも私はこれは、当時の担当部も含めて、農政課は、要は知らんかったと。相手に言いにくいから何も言わんかったということの繰り返しで来ていたんじゃないですか、22年間。その辺どうですか。
○
三宅浩二 議長 井上副市長。
◎井上輝俊 副市長 言われましたとおり、
指定管理者制度は、公の施設について、民間の能力を活用しつつ市民サービスの向上と経費の節減を図る、こういうことを目的に導入しています。
長谷牡丹園につきましても、これまで
指定管理者が持つノウハウあるいは自主性を尊重しながら、平成13年の開園当初から本年3月末まで、長谷牡丹園芸組合に、これ非公募で
指定管理者として運営を担っていただいていました。
これまで適宜、今も言われましたとおり、市と協議しながら
管理運営を行っていただいていましたが、長きにわたる指定管理をしていただいている中で、信頼性もあり、そして任せっきりとなって、市として管理監督が不十分になっていたところもあったと反省しております。
今後は、新たに
指定管理者となった
NPO法人西谷仕事人と情報を共有し、連携を図りながら、長谷牡丹園の魅力向上に取り組んでいきたいと、このように考えております。
また、先ほども言いましたが、今月末にボタンの栽培指導のため、松江市から職員をお招きすることとなっています。市の担当者も一緒に勉強させてもらって理解を深めたいと、このように考えております。
以上です。
○
三宅浩二 議長
北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) 改めて、
宝塚市立長谷牡丹園の管理に関する
基本協定書というのをよく見てみますと、施設の概要で、植栽の中に、その他の修景植栽というのがありまして、中高木というのがあるんですよね。ちゃんと書いてあるんです。シラカシ、ケヤキ、山桜、サトザクラ、紅葉、125本と書いてある。
現地に行ってみますと、昨日改めて行って、数を勘定してきましたけれども、キタヤマスギ、杉の接ぎ木ですけれども、これが約50本強植えられています。マキが5本植えられています。しかも、ボタンの中にマキノキとかが植えられているんです。考えてください。私も団地で花壇を育てているので、よく分かっていますけれども、花の横に木を植えて育たないです、当たり前じゃないですか。木のほうがやっぱり水も栄養も吸ってしまいますから。そんな状態なんですよ。
この事実はどうなんですか。
基本協定書に書かれていないということは、どう理解したらいいんですか。はっきり言ったら、業務委託の対象に入っていないということになるんですよね。しかし現状は、結果的にはボタンのすぐ横に植えられて、成長を阻害しているわけです。
これまで、産業文化部の農政課はどう対応していたんですか。これ協定書にないことはちゃんと協議すると、こうなっていますよね。協議していたんですか。当然これは、本来ならば、協議されたとすれば、しっかりそれは植える場所も含めて、あまり私は木を植える必要はなかったと、こう思っていますけれども、ちゃんと指導して意見を述べる必要があったし、ちゃんと留意する必要があったと思うんですけれども、どうなんでしょうか。
もう一度言いますけれども、
施設概要に記載されていないということは、施設業務の対象外と、こうなるわけです。しかも、もし協議なしに、許可なしに植えられた樹木とすれば、非常に問題なんですよね。これどういう経過なのか、どう考えておられますか。
○
三宅浩二 議長 政処産業文化部長。
◎政処剛史 産業文化部長 ボタン以外の樹木、御指摘いただいたとおり、協定書に記載の分、記載のない分、いろいろ植樹されているというのは、私も確認しております。
前
指定管理者に聞きますと、とにかく来園者に楽しんでいただくために植えたものとはお聞きしているんですけれども、一番のメインであるボタンの栽培とか開花に悪影響を及ぼしているのかどうか、来週来ていただく松江市の専門の方にもお聞きしながら、現
指定管理者と調整して、よりよい牡丹園になるように考えて対応していきたいと考えております。
以上です。
○
三宅浩二 議長
北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) このことを、もう一点だけ、もう一回言っておきますけれども、私は、協議があったのかどうか。当然協議があって、市のほうが協議に乗っていたとすれば、どう考えても、この中にちゃんと明記せないけません、何ぼ何でも。全くこれ2つとも書いていないんですよ。しかし、現地に行ったら、キタヤマスギが50本強あって、マキも立派なマキが5本ドカーンと育っているんですよ。この
基本協定書に明記されなかった経過が非常に問題なんです。
今の状況から言えば、
管理業務外、対象に入っていないわけです。しかし、それが大きく阻害していると考えられるわけです。そうすると、その原点に返って、許可なしにされたんだったら、これは、はっきり言うたら、伐採しても何ら問題ないわけです。そこをはっきりしないと、管理する仕事人の方も仕事が成り立たないですよ、これ。そこを明確にしていただきたいと思っているんです。
もう1点言います。
質問通告をしましてから、市民から通報がありまして、6月14日に山本の園芸流通センターの南側に行ってまいりました。もともと最初に須賀川とのボタン交流が始まりまして、そこに牡丹園ができたのが最初なんですけれども、そこに立派な石碑もあって、立派なボタンもあるんですけれども、今の現状は全く草がぼうぼうでボタンが見えません。しかも、もう枯れて、ほとんど消えかかっています。しかし、軽量鉄骨ですけれども日よけのための屋根みたいなのをしっかり造ってあるんですけれども、あそこはどうなっているんですか。
調べてみますと、令和2年度までは、長谷園芸組合が管理していたと。令和3年からは、産業文化部農政課が管理していると、市が管理しているわけです。直営でやっているわけです。しかし、はっきり言ってほったらかしですよね。これが今の姿勢じゃないですか。
この石碑を読みますと、福島県須賀川市と兵庫県宝塚市とがボタンの里帰りを縁に、花卉植木技術の継承並びに両市の交流を重ねていくあかしとして、ここに記念植樹を行い、記念碑を建立しました。平成5年10月吉日、と、こう書かれているんです。こんなことまできちっと、あかしとして造ったにもかかわらず、市の直営ですよ、まさに市の責任じゃないですか、これはどうなんやと。
しかも私は、6月14日に、あんなことをしていたらあかんと指摘しました。昨日行ってまいりました。何もされていません。まさに全く言っても責任を持たないんですよ。これは何ですか、一体。答えてください。
○
三宅浩二 議長 政処産業文化部長。
◎政処剛史 産業文化部長 御指摘の山本園芸流通センター内にある、ボタンを植樹されている箇所の管理については御指摘のとおりです。昨年度より市の直営で、草刈り等をやる段取りで対応しております。
ただ、草の生え方と手入れの仕方がちょっと追いつかずに、若干不十分になっておりまして、市のほうにも、何とかしてほしいという声は入っております。
直営管理の中でどのように管理していったらいいのか、再度、担当と調整して対応していきたいと考えております。申し訳ありません。
○
三宅浩二 議長
北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) しかし、もう少しきっちり働かないといかんのと違いますか、ひど過ぎますね、これ、そやけど。私はもう本当に、市って、どうなってんのかなと。私が14日に指摘しても動かないんですよ。今、これがボタンに対する市の姿勢ですよ、まさに。
確かにボタンの生育は難しいです。1年を通じてしっかり肥料もやらないといけないし、しっかり水もやらないといけないし、単に草刈りだけの問題ではないんですよ。見たら、もうほとんどありません。大きいのは1本だけ、あとはもう小さいのが二、三本です、ほとんどなくなっています。こんな状態で、知っておりながらですよ、ほったらかしているんですよ。
長谷牡丹園でも一緒じゃないですか。何ら問題があっても指摘しない。今の市政を全部反映しているんじゃないですか。一回このことをきちっと、何が原因なのか。あまりにも私は、今の市政に対してね、こんなことを市民に対してどうなんですか、もうちょっとやっぱり……。
須賀川市が大変な思いで、須賀川市がなぜ私は……、姉妹都市云々のこともあるんですけれども、この辺、ちゃんとほんまに市長を含めて何が原因なのか、まさに意識の問題なんですよ。
今後についてですが、牡丹園の新しい管理者により、4月以降、開園に向けた準備をされました。急いで整備され、それでもこの状態、あまりにもボタンが枯れている状態では、料金は徴収できないということで、その分、西谷仕事人の方にとれば、大変収入に大きく影響するんですけれども、確かに今の状態では料金を徴収することはできないということで無料にすることを決断されました。私は、まさに仕事人の方々の西谷に対する思いというのは非常に分かりました。
昨日、改めて牡丹園を訪問して、私は受け取りましたけれども、6月20日付で、特定非営利法人西谷仕事人からの事業報告が整理して提出されてきているというふうに思います。開園は、さきに言いましたように大変好評で、4,096人、アンケートは1,892人、中身も非常に丁寧に書かれています。非常に感謝されていますし、非常に将来に期待を寄せてもらっています。また、将来のためとして、寄附金も多く寄せられています。私、アンケートで寄せられたこと全ては読み上げていませんけれども、市長はよく報告書を見ていただいて、本当に来られた方の思いを酌み取っていただきたいと、こう思っています。
まさにこれからが大切なことは、私もよく分かりますけれども、ただ、これまで何が欠けていたのか、何が原因で枯れたのか。あそこの地形はあまりよくありません、土質もよくありません、周りの樹木もどんどん大きくなってきています。すなわち根っこがどんどん地域内に入っています。これは何が原因なのか。松江の方に御指導を仰ぐのが適切だと思いますけれども、やっぱり必要なことをしないと、これはもうどんどん難しくなるのは明らかです。実質的に消えかかっていると言われているんですよね。
長谷の関係者に聞きましても、最初からもうこの繰り返しでどんどん枯れていったと。13か所の
里帰りボタンも、実質的にはもうなくなっているところもあるんですよね、よく見ると、元の分は。こういうのが実態なんです。13か所に改めてお願いして、あそこの魅力は何かというと、やっぱり
里帰りボタンというのが魅力なんですよ。よそのボタンとは違うんですよね。全国13か所から帰ってきたということが魅力ですから、そこをしっかり捉まえてやっていただきたい。
今後も、私は、早めに必要な予算も確保して、13か所へ行くにしたって大変なことですから、早急に市として手を打っていかないと駄目なんではないかとこう思いますんで、この点、先に問題を明らかにすることと含めてしっかり対応していただくことをよろしくお願いいたします。
29日、30日、松江から来られるということですし、また、松江に西谷仕事人の方も行きたいと言っておられるんですけれども、今の予算ではどうにもでけへんということもありますので、この辺も市として、やっぱり一定の対応も必要じゃないかということもお願いしまして、質問を終わりたいと思います。来年に向けてしっかり市として対応してください。よろしくお願いします。
それでは最後に、大堀川、向月町・
鶴の荘地区の溢水・
浸水対策ですけれども、まず、最も重要な大堀川の河川改修計画がどうなってきているのか改めて確認します。
西ノ町橋までの改修計画の目標年度ですが、これまでは、令和7年度までにと説明されておりましたけれども、最近、令和9年に延長されたと聞いております。どう延長されたのか、さらに延長の理由というか、延長せざるを得ないことの理由を改めて説明してください。
さらに、本年度の具体的な改修工事の計画、予定はどうなっているのか。毎年、私も阪神県民局にはお願いしていますけれども、河川のしゅんせつなどの予定はどうなのか、まず説明を求めます。
○
三宅浩二 議長
池澤都市安全部長。
◎池澤伸夫
都市安全部長 大堀川につきましては、兵庫県が管理される2級河川ということで県のほうに確認いたしました。
事業期間につきましては、御指摘のとおり、令和9年度まで2年間延伸ということになっておりまして、その理由といたしましては、これまで事業を進めるに伴いまして発生した用地取得等で相当の期間を要したことから、事業期間の延伸を行ったということです。
今年度の事業内容につきましては、引き続き国道176号交差部周辺工事の推進を図るとともに、国道176号交差部の早期事業着手に向けて詳細設計を進めるということで聞いております。
また、しゅんせつにつきましては、今年度の出水期の状況を踏まえて、必要に応じて非出水期に河川に堆積した土砂のしゅんせつを行うというふうに聞いております。
以上です。
○
三宅浩二 議長
北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) 続けて、昨年度行われた向月町地区外雨水流水解析業務委託の報告書、これがダイジェスト版ですけれども、ダイジェスト版を受け取るのにいろんな経過がありましたけれども、今日は時間のこともありますし、その経過については省略しておきたいと思うんですけれども、さきにも言いましたように、この業務の目的は何かといいますと、
浸水発生の原因、問題点を明確にするというのが、まず最大の目標なんですよね。それが明確になった上で対策案を立てると、こうなっていますけれども、結局、あの地域の浸水、いわゆる発生の原因、問題点は何なんでしょう、何が明らかになったんですか。
○
三宅浩二 議長 金岡
上下水道局長。
◎金岡厚
上下水道局長 まず、一番大きな原因としましては、これまでも議論となっておりました
尼宝雨水幹線について、流入口に課題があるということが判明いたしました。
以上でございます。
○
三宅浩二 議長
北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) このダイジェスト版の、第4章の2に、こう書かれているんです。流域が抱える課題、事業計画と異なる排水系統の存在、地区外の流入の存在、
流下能力不足路線の存在、大堀川未改修区間にはけ口を持つ路線の
排水能力を上げることができない、こうなっているんですよね。それを踏まえて、対策方針として、
尼宝雨水幹線への流入量の削減、
下水道計画に準じた流域に是正と、こう書いてあるんですよね。
さきの、令和2年9月のときに、この問題で質問したら、当時の事業管理者は、
尼宝雨水幹線は公共事業計画に基づき、向月町、鶴の荘、宮の町、川面地区の一部排水区域、溢水面積42ヘクタールの計画量を大堀川に排水する
雨水排水施設ですと、こう書かれているんですね。
けれども、今回明らかになったのは、ここで言う事業計画と異なる排水系統の存在、地区外の流入の存在、すなわち事業計画外のところから大量の水が入ってきていると、このことが書かれているんです。これは何を指していますか。ここを捉まえないと、これ解決できないんです。
○
三宅浩二 議長 金岡
上下水道局長。
◎金岡厚
上下水道局長 今、議員御指摘の地区外流入について、少し御説明をさせていただきたいと思います。
下水道法に基づきます公共
下水道計画には、排水区を定めて具体的に整備計画を進めていこうというものが示されてございます。
下水道計画に示されております公共下水道の雨水排水区域に別の排水区域から越境して水が流れ込んできているのを地区外流入と申しております。
以上でございます。
○
三宅浩二 議長
北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) 私の質問に、ちょっと時間もあれなんで、正確に答えていただきたいんですが、令和2年9月のときに、当時の事業管理者は、集まっている区域は事業計画に基づき決められていて、42ヘクタールから集まっている水ですよと、こう書かれているんです。それを処理、排水するのが
尼宝雨水幹線ですよと、こう書かれているんです。それで確かにできたんです。
そやけど、今回の調査で明らかになったことは、事業計画対象外の区域からも入っているし、さらに宝塚市全体の地区計画、要はよそから、本来はよその区域に行く分が中へ来ますよと、だから、それをちゃんとせないかんと、入ってくる水を減らさなあかんと書いてあるんです。そやけど、誰もこの間、答えてくれないんです。これここまで何回も言っているんですよ。
だって計画を超える、よそから入ってきているのを入れなかったら、処理能力がもうないんです、あそこは。もともと、これ時間雨量48ミリですよ。今、雨が降れば、60ミリ、70ミリの雨が降るわけですから、
尼宝雨水幹線はもともと48ミリを流すための水ですから、それを上回ってきたら、超えて当たり前なんです。しかも、計画したときに入っていないところから水が入っているわけですよ。これを解決しなかったら、費用はかかるわ、これを解決しなかったら、一向にあの地域の浸水・溢水は解決しないんですよ。なぜこれを明らかにしないんですか。
○
三宅浩二 議長 金岡
上下水道局長。
◎金岡厚
上下水道局長 今、議員がおっしゃっておられます区域外流入についてですけれども、結果から申しますと、今回の雨水氾濫解析では、対策方針の中には織り込んで、地域外流入ありきでの対策を講じることによって溢水が軽減できるというふうに報告が出ております。
また、今回指摘を受けました地域外流入につきましては、既に工事のほうを完了している箇所もありますので、できるだけ速やかにこの是正についてはすることによって、今回の報告書の結果以上に
浸水対策への寄与ができるというふうに考えてございますので、至急に、できるところの是正については取り組みたいと考えております。
以上です。
○
三宅浩二 議長
北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) 私は根本的に、ここで明確に第4章で書かれているわけですよ、事業計画と異なる排水系統の存在、流域外流入の存在、これ初めて明らかになったことなんです。
例えば、宮の町地域の水が、本来は武庫川ポンプ場を通じて流れていると、こういう説明を受けていたわけです。ところが、堰があって、堰から越えた水だけを武庫川ポンプに流しているんで、それ以外の分は全部
尼宝雨水幹線へ来ているわけですよ。なおかつ、小浜の3丁目、農協の前辺り、あの辺の水は、国道水路を通って、結局、
尼宝雨水幹線へ行っているんですよ。これをちゃんと郵便局の前の水路に流したら、あのバイパスのところは通らないんですよ、具体的提案をされているんですよ。それをなぜしないんですか。
尼宝雨水幹線はサイフォンですから、当時、事業管理者が言われているように、539
メーターあって、70センチの高低差しかないんですよ。これ入り口を少々改善したって、一定の効果はありますよ、初期段階では。しかし満水になったら一緒なんですよ。言われるように一定の効果はありますよ、初期段階では。そのことをなぜ、本論をきちっと対応していただきたいんです。これまた次の機会に質問させていただきます。
最後に2点だけ、最近の市政で気になることでちょっとお願いしておきたいというか、発言しておきたいんですけれども。
私、市長の1分動画というのを見ました。今回の予算の特徴は、意識改革、人材育成、よく分かります。去年、宝塚市立温泉のことを取り上げました。今回、牡丹園のこと取り上げました。本当にどうなってんのかなと。この職員の意識を変えないと、宝塚市政はよくなりません。みんな難しい問題から必ず逃げます。先送りです。で、聞いたら、知らんかった、これなんですよ。こんな市政は駄目ですよ。まさに難しい問題、課題から、それこそ部長を先頭にして取り組んでいくと。市長、副市長も取り組んでいくようにしなかったら、難しい課題は幾らでもあります、それ全部先送りです。こんなことをしていたら、市政の財政なんていつまでたっても改善できません。
市長は、外部人材でそれをやると。それはどうでしょうかね。やっぱり今大事なことは、市長が市長の施策を堂々とどんどん述べていって、今、元気な市は、トップリーダーでどんどんやっている市なんですよ。そこはちょっといかがなものかなと思います。
もう1点、言っておきます。今年の4月の人事で、これまで部長を務められた方、自治功労者の方が、御存じのように、あの措置は、私はいかがなもんかなと。非常にみんな不安が広まっています。一生懸命頑張った職員が、いろんなことで今の配置は、私は非常に問題に思っています。一遍ここは……、全て否定しているんではないんですけれども、これは非常に問題を持っています。みんなが不安になっています。
そのことを述べて、今日の質問を終わりたいと思います。次の機会に、幾つか課題を残しましたけれども、またしっかり議論していきたいと思っていますし、みんなお互いに真剣にやりましょうよね。この宝塚のためですもん。逃げんとやりましょうよね。お願いします。
終わります。
○
三宅浩二 議長 以上で
北山議員の
一般質問を終わります。
次に、23番江原議員から
一般質問の申出がありますので、これを許可します。
─────
一般質問 ─────
……………………………………………
1 宝塚市子ども条例について
(1) 平成19年4月1日施行から15年経過したが、見直しが必要ではないか
(2) 平成26年11月1日施行の子どもの権利サポート委員会条例との関連について
(3) 平成25年7月9日施行の子ども審議会条例第2条との関連について
(4) 平成26年12月18日施行のいじめ防止等に関する条例との関連について
2 太陽光パネル・蓄電池、みんなでおトクに購入しませんか?
(1) 共同購入支援事業の事業者は誰か
(2) 見積りの中に、廃棄する際に必要な費用は含まれているか、契約内容にも廃棄について記載はあるか
3 宝塚市水道事業経営戦略中間見直しを受けて
(1) 宝塚市水道事業経営戦略中間見直しでは、財政収支のまとめにおいて、できるだけ早い時期の料金改定が必要と記載があるが、どう考えているのか
4 SDGsへの貢献を目指して
(1) 紙おむつのリサイクルの取組は検討しているのか
(2) 幼稚園・保育所等における紙おむつの処分の考え方
(江原和明 議員)
……………………………………………
○
三宅浩二 議長 23番江原議員。
◆23番(
江原和明議員) 公明党議員団の江原和明でございます。
今回、私で
一般質問は最後ですので、もうしばらくお付き合いをよろしくお願いいたします。
大きく今回4点の視点で質問をさせていただきます。
1番目、宝塚市子ども条例についてであります。
宝塚市子ども条例が平成19年、2007年に施行してから15年がたちました。この間、国において様々な法律ができました。平成21年、子ども・若者育成支援推進法、平成24年、子ども・子育て支援法、平成25年、いじめ防止対策推進法、平成25年、子どもの貧困対策の推進に関する法律が施行されましたが、子ども条例の見直しがなされていません。
そこで、(1)平成19年4月1日施行から15年経過したが、見直しが必要ではないか。(2)平成26年11月1日施行の子どもの権利サポート委員会条例との関連について。(3)平成25年7月9日施行の子ども審議会条例第2条との関連について。(4)平成26年12月18日施行のいじめ防止等に関する条例との関連について、それぞれ答弁を求めます。
大きな2番目、太陽光パネル・蓄電池、みんなでおトクに購入しませんか。
広報たからづか6月号に、このような環境特集臨時号が入っておりました。広報の中に入れられておりました。そのタイトルが「太陽光パネル・蓄電池、みんなでおトクに購入しませんか?」電気代節約はもちろん、災害時の停電対策にも。ぜひこの機会をお見逃しなく。共同購入で賢くチョイス、未来へつなぐおトクな一歩、と書いてあるんですね。通常の宝塚市行政では使わない表現でのチラシが入っておりました。
そこで質問ですが、(1)共同購入支援事業の事業者は誰なのか。(2)見積りの中に廃棄する際に必要な費用は含まれているのか、契約内容についても、廃棄について記載はあるのか。
これチラシには、市長の写真も入り、下のほうには、阪神間、神戸も含めて9市1町ですか、この市のマーク、名前も入っております。
そこで、共同購入支援事業の市の関わりと、事業者責任はどこにあるのか。購入時点で廃棄時の必要経費の説明が必要ではないかと考えますが、いかがですか、答弁を求めます。
大きな3番目、宝塚市水道事業経営戦略中間見直しを受けて。
昨年の3月に宝塚市水道事業経営戦略中間見直し案が公表されました。そこで、その中間見直し案の中には、財政収支のまとめにおいて、できるだけ早い時期の料金改定が必要と記載がありますが、どう考えているのか、答弁を求めます。
大きな4番目、SDGsへの貢献を目指して。
環境省のホームページに、使用済み紙おむつの再生利用等に関する自治体向けパンフレットが記載をされております。市長の御手元に渡していますけれども、この、国が出している、使用済み紙おむつを資源に変えませんかというパンフレットなんです。
その中に、「超高齢化社会が進むにつれて、年々増え続ける紙おむつごみは、各自治体の焼却施設や環境に負荷をかけ続けています。現在の処理システムが限界を迎える前に、ごみの減量化・再資源化につながり、環境にも優しい使用済紙おむつの再生利用を推進しませんか」とパンフレットにあります。
さらに、使用済み紙おむつの排出量について、子ども用、大人用合わせて、2015年では年間8.1万トン、それから2030年には年間で244.9万トンへと大きく増加する、そういう見込みで、一般廃棄物全体の約7%まで割合が増えると推計されております。紙おむつは、排せつ物、パルプ、SAP高分子吸水材、その他プラスチック等から構成されており、再資源の回収利用が困難。処分に当たって、焼却炉への負担や埋立て処分場の圧迫といった問題が山積みをしています。そこで、適正な分別回収と再生利用で、使用済み紙おむつを資源に変えませんかと、このパンフレットの中には先進地事例が4つ、福岡県大木町、鹿児島県志布志市、千葉県松戸市、鳥取県伯耆町という先進地事例も載せてあります。
また、国の使用済み紙おむつへの排出再生への支援に関する交付金、助成金が活用できますよという紹介もされております。
そこで質問ですが、紙おむつのリサイクルの取組は検討されておりますか。
(2)幼稚園・保育所等における紙おむつの処分の考え方について答弁を求めて、1次質問を終わっておきます。
○
三宅浩二 議長 山崎市長。
◎山崎晴恵 市長 江原議員の御質問に順次お答えをしてまいります。
まず、宝塚市子ども条例についてのうち、施行から15年経過したことに伴う見直しにつきましては、宝塚市子ども条例は、子どもの育成や子育て家庭への支援をはじめとする施策の着実な推進を図るための長期的かつ総合的な指針として、2006年度の次世代育成支援行動計画推進地域協議会での協議を経て、2007年4月1日から施行しました。
国においては、子ども・子育て支援法や子どもの貧困対策の推進に関する法律などの子どもを取り巻く課題の解消に向けた法律が制定されている中、子ども条例を大きく改正するには至っていませんが、法律の趣旨や宝塚市子ども条例の理念を踏まえ、次世代育成支援行動計画や子ども・子育て支援事業計画を策定し、子どもの育成や、全ての子育て家庭への支援などの取組を推進してきました。
今月15日、国において子ども家庭庁の創設に合わせて関連する法案が可決されたところであり、そこで示された内容や、宝塚市子ども条例の施行から現在に至るまでの社会情勢と、子どもを取り巻く環境の変化などを考慮しながら、宝塚市子ども条例の見直しの必要性も含めて今後の取組について検討していきます。
次に、子どもの権利サポート委員会条例との関連につきましては、子どもの権利サポート委員会の設置経緯として、本市で発生した市立中学校生徒宅火災事案、他府県で発生したいじめによる自死事案や教員による体罰事案を受け、子どもの生命を守るための取組として、子どもの権利サポート委員会の設置に向け検討を進め、2014年に、宝塚市子ども審議会において条例化が必要であるとの答申を受けました。その後、宝塚市子ども条例第3条に示された基本理念に基づき、子どもの最善の利益を具体的に実現していくことを目的として、子どもの権利サポート委員会が担う所掌事務や責務、調査方法などを明記した宝塚市子どもの権利サポート委員会条例を制定しました。
次に、子ども審議会条例第2条との関連につきましては、子ども・子育て支援法の規定により、条例において審議会その他の合議制の機関を置くことが市の努力義務となったことから、本市においても、2013年度に宝塚市子ども審議会条例を制定しました。
宝塚市子ども条例では、市が次世代育成支援行動計画を策定し、または変更しようとする場合は、子ども審議会の意見を聴かなければならないと規定しているため、宝塚市子ども審議会条例第2条においても、子ども審議会の所掌事務として、次世代育成支援行動計画の策定及び変更、施策の評価に関して意見を述べることなどを規定しています。
次に、太陽光パネル・蓄電池の購入についてのうち、共同購入支援事業の事業者につきましては、本事業は、事務局を担う支援事業者であるアイチューザー株式会社を代表とする共同事業体と事業実施に係る協定を締結し、広く市民の皆様から設備の購入希望者を募り、一括して発注することで通常よりも安い価格での設備の設置を可能にするものです。
本事業における事業実施の責任については、支援事業者として購入希望者の募集や問合せの対応、施工事業者の選定などを行うアイチューザー株式会社を代表とする共同事業体にあります。また、購入設置契約の責任については、購入希望者と契約し工事を行う施工事業者にあります。
次に、見積りの中に、廃棄する際に必要な費用は含まれているかにつきましては、太陽光発電と蓄電池設備を設置する施工事業者が購入希望者に対して提示する見積りの内容は、設置費用に係るもののみであり、廃棄に係る費用は含まれないと考えています。
契約内容につきましては、設置、維持管理、故障については記載されますが、廃棄については記載されないものと考えています。
現在、適正な廃棄についての啓発が購入者に行われるよう、支援事業者に対して働きかけています。
次に、SDGsへの貢献を目指してについてのうち、紙おむつのリサイクルの取組の検討につきましては、紙おむつの生産量が、乳幼児用、大人用ともに増加傾向にあることから、その処理については課題であると認識されており、環境省により、2020年3月に使用済み紙おむつの再生利用等に関するガイドラインが策定されています。また、国土交通省でも同様に、紙おむつの下水道への受入れ実現に向けた検討会を設置し、議論を重ねているところです。
技術的には、使用済み紙おむつのリサイクル方法は確立していますが、コストなどの点においては、都市部の一般廃棄物処理の実用レベルにはまだ至っていないと認識しています。
高齢化社会の進行に伴い、ますます大人用紙おむつの利用が増大することについては、一般廃棄物処理においても大きな課題であることから、効率的な使用済み紙おむつの収集方法やリサイクル方法などについて、今後も、国や企業、先進自治体の動向を注視し、適切に対応していきます。
次に、保育所における紙おむつの処分の考え方につきましては、2020年度から、児童が市立保育所で使用した紙おむつの収集を事業者に委託しており、クリーンセンターで処分をしています。市立保育所で廃棄する紙おむつについても、大人用紙おむつ同様、国や企業、先進自治体の動向を注視し、適切に対応していきます。
教育に関する御質問につきましては教育長から、
上下水道事業に関する御質問につきましては
上下水道事業管理者から、それぞれ答弁をいたします。
○
三宅浩二 議長 五十嵐教育長。
◎五十嵐孝 教育長 江原議員の教育に関する御質問にお答えします。
まず、宝塚市子ども条例と宝塚市いじめ防止等に関する条例の関連につきましては、宝塚市子ども条例第11条において教育環境の整備について規定しており、同条第3項において、「市は、いじめ防止のため、関係機関等と連携を図り必要な対策を講ずること」としています。
このことも踏まえ、いじめ防止等のための対策に係る基本理念を定め、市・学校・保護者及び市民の責務並びに子どもの役割を明らかにするとともに、施策の基本となる事項を定める宝塚市いじめ防止等に関する条例を制定し、いじめ防止等に関する施策を行っています。
次に、SDGsへの貢献を目指してのうち、幼稚園における紙おむつの処分の考え方につきましては、市立幼稚園では、現在のところ、保護者に準備していただいた袋に使用済みの紙おむつを入れて密封し、家庭に持ち帰って処分をしていただいています。
現時点では、幼稚園における紙おむつの使用量は非常に少ないので、引き続き保護者に持ち帰っていただくことを考えていますが、保育所と同様に、国や企業、先進自治体の動向を注視して検討するなど、適切に対応していきます。
以上でございます。
○
三宅浩二 議長
福永上下水道事業管理者。
◎福永孝雄
上下水道事業管理者 江原議員の
上下水道事業に関する御質問にお答えいたします。
宝塚市水道事業経営戦略中間見直しを受けて、できるだけ早い時期の料金改定が必要と記載があるが、どう考えているのかにつきましては、
上下水道局では、昨年度に中間見直しを行った水道事業経営戦略の財政収支のまとめに記載しているとおり、世代間の公平な負担を考えれば、できるだけ早い時期の料金改定が必要と考えています。
このため、安定的な水道事業及び下水道事業の運営を図ることを目的に、料金体系を含めた事業の在り方について、2021年11月に
上下水道事業審議会に対して諮問を行いました。その後、2021年12月から2022年3月までの間に3回審議会を開催しました。
これまでの審議会では、水道事業の現在の経営状況や、料金改定の必要性について審議を行い、現在はどの程度の改定が妥当かという審議を行っているところです。
料金改定につきましては、市民生活と深く関わる内容であることから、今後も引き続き十分な審議時間を確保して丁寧な議論を進める必要があることや、審議会での審議と並行して、市民の皆様に水道事業の経営状況等について丁寧に説明し理解を求める時間も必要と考えており、来年度早々をめどに、審議会の答申が受けられるよう取組を進めてまいります。
○
三宅浩二 議長 23番江原議員。
◆23番(
江原和明議員) それでは、それぞれ答弁いただきましたので、ちょっと順番を逆にしまして、4番目のSDGsへの貢献を目指しての紙おむつのほうから順番にやっていきたいと思っております。
何か検討しているような、していないような答弁でありましたけれども、今、クリーンセンターでは建て替えという大きな課題を抱えておりますので、新たな課題への検討をする余裕がないというのが実情だろうと思うんです。1年1年、この課題への対応が遅れますと、さらに多額の予算が必要となるので、あえてこの時期にこの課題について質問をしております。
宝塚市ホームページのクリーンセンターのごみの出し方の注意というホームページを見ますと、ペットシート、マスク、不燃布、紙おむつは、紙・布でリサイクルできませんので、燃やすごみに排出してください。紙おむつは、汚物を取り除き、燃やすごみに排出してください、こういう記載が今の宝塚市のホームページです。
廃棄物の処理に関することなので、兵庫県とも当然連携を取る必要があると思います。日本国中で、県単位で研究会、協議会を設置するというようなところもありますので、県にも少し働きかけをお願いしたいと思います。
国も検討を始めております。先ほどもありましたが、令和2年3月に、使用済み紙おむつの再生利用等に関するガイドラインを公表しております。先ほども答弁がちょっとありましたけれども、市長のお手元には大きくあれしておりますけれども、ガイドライン、その中で、市へのコンサルティング、有識者派遣、市の設置する再生利用等施設に関する一般廃棄物処理施設の整備に関する交付金支援、民間事業者が利用可能な補助金等に関する情報提供など既に方針がガイドラインとして打ち出されております。
このガイドラインを受けまして、既に動き出している自治体もあります。先ほど若干御紹介もしました4つの自治体以外に、2005年からは大牟田市、これは大木町の関係ですけれども、みやま市も名前が書いてあります。志布志市、千葉県の松戸市、あとは鳥取県の伯耆町なんですけれども、処理方法がそれぞれちょっとずつ違うという代表例として4つが書いてあるということなんです。
実は、先日、NHKのテレビを見ていましたら、この紙おむつ問題をNHKが取り上げていました。そこでは、今言った先進事例にないところ、愛媛県の西条市というところのこども園での紙おむつのリサイクルということが放送されていました。そこは、俗にいう、企業名を言っていいのかどうか分かりませんけれども、花王さんと京都大学の共同研究で、燃やすんじゃなくて、熱の分解によって高純度の炭素を作る機械というのが紹介されておりました。紙おむつをばーっと入れると、数時間で高純度の炭素が出来上がったところの場面がテレビで放送されていました。小さな機械です。そんな大きな機械じゃありません。この炭素で水のろ過、これは得意ですね、炭素ですから。水のろ過、土壌改良、それから電子部品の材料に再生するというようなこともテレビで紹介されておりました。
このように、各自治体も、直接、紙おむつを作製しているメーカーさんやら大学やらと共同して、様々な形で紙おむつに関するリサイクルをどうしたらできるかというようなことで動き出している、日に日に新しい情報が入ってきているというのが実態ですので、忙しいとは思いますけれども、もう少し宝塚市も研究、しっかり調べて、新しい炉ができるまでに、もうちょっと紙おむつをそのまま燃やすということではない形のものをもう一歩進めてやるべきではないかと思います。再度質問しますが、いかがですか。
○
三宅浩二 議長 影山新ごみ処理施設整備担当参事。
◎影山修司 新ごみ処理施設整備担当参事 今、議員のほうから御紹介ありました国のガイドラインには、大きく4つの先進事例が載っております。これについてちょっと調べてみました。
方法としては、大きくは2つあるかと思います。紙おむつを再生資源としてリサイクルしていこうというのが2つ、それと、RPFの形で、固形燃料化してリサイクルしようというのが2つかなと思います。
我々として、今ちょっと注視していますのは、今、御紹介にもありました志布志市の紙おむつメーカーが取り組んでいる案件があるんですが、これは紙おむつから紙おむつへリサイクルするという案件でして、詳しい情報はまだつかめてはいないんですが、この辺もちょっと研究していきたいなと思っています。
今までの経験から、リサイクルするときに、こうしたらこれに使えますというのは、たくさん今までもありました。うまいこと回っていかないと破綻してしまいますので、そういうことも含めて今後研究をしていきたいなというふうに思います。
以上です。
○
三宅浩二 議長 江原議員。
◆23番(
江原和明議員) いよいよ検討が始まったというふうに理解をしておきますので、よろしくお願いいたします。
次に、水道事業の経営戦略見直しなんですけれども、値上げを視野に検討を進めているわけで、当初、今年、条例改正その他を予定されていたようですが、1年先延ばしということで、来年にはそれが具体的に審議会を経て出てくるんだろうと思うんですが、そういう時期に、地方創生臨時交付金を活用して、上水道、下水道料金の基本料の減免を実施するような話がありますが、水道財政への影響はどうなんですか、答弁を求めます。
○
三宅浩二 議長 金岡
上下水道局長。
◎金岡厚
上下水道局長
上下水道局では、今回の減免措置を講じた場合、
上下水道事業の両事業を合わせまして約3億7千万円の減収となると見込んでございます。しかし、先ほど議員から御紹介ありました新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を一般会計のほうから繰り入れることにしてございまして、これによりまして、それらの減収分を補う財源として充当することとしてございます。
以上でございます。
○
三宅浩二 議長 23番江原議員。
◆23番(
江原和明議員) 今回、補正予算で出てきているようでございますので、そういうことだと。
それと、先ほど冒頭申し上げたように、料金改定の時期が来年に1年間先延ばしになるということになりますね。そうなると、先延ばしすることで経営への影響がどうなのか。若干、水道事業会計上は利益剰余金があるとは思いますが、それで足りるのかどうか、どうですか。
○
三宅浩二 議長
福永上下水道事業管理者。
◎福永孝雄
上下水道事業管理者 昨年度末、令和3年度末の時点で、利益剰余金の残高が約8.4億円でございます。ここ数年、2億から3億の赤字が続いておりますので、それを見込みますと、令和6年度に、ちょっと言い方が悪いんですけれども、その剰余金が底をつくような状況になりますので、できるだけ早い時期の料金改定が必要だと、そのように考えております。
以上です。
○
三宅浩二 議長 江原議員。
◆23番(
江原和明議員) ただ、水道料金というのは全家庭に関わる大きな、改定といっても値下げするわけじゃないでしょうから、値上げになるんでしょうから、全家庭に関わる大きな問題で、今、物価高で大変な状況の中ですので、上げるにしても、市民の方々に十分説明をした上で、こうなのでということで。
私の知る限りでは、もう40年近く値上げしていない、40年かな、それが実態のようですから、その辺も十分説明をして、企業としてこれだけ努力してきた、消費税の転嫁もしなかった、いろんな過去の経過も踏まえて、市民に納得していただくような形の中で協力を得ないといけないんだろうなというふうに思っておりますので、値上げの必要性を市民の方に理解していただくように、それも含めて並行して、どう上げるかということだけじゃなくて、市民の皆さんにしっかり説明をしていただくように要望しておきますので、よろしくお願いします。
次の質問に行きます。
太陽光パネル・蓄電池、みんなでおトクに購入しませんか。
これなんですけれども、こういう太陽光パネルとか再生エネルギーの導入というのは、もともと私は推進してきたほうです。平成11年に、この市役所の屋上に太陽光パネルが設置されました。兵庫県下で本庁の屋上に太陽光パネルを始めたのは宝塚市が初めてです。それを平成8年のときに提案したのは私ですから、その後、学校やら道路やら公園やら、いろんな形で再生可能エネルギーを利用したほうがいいですよということで推進をしてきました。その本人が言うのであれなんですが、ちょっと今回の仕組みは非常に心配だということで、あえて質問をしてみようと思っております。
太陽光パネルというのは、国全体で2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度が導入されたことで、普及が一挙に加速しました、普及が一挙に。耐用年数は20年から30年でということで言われておりますので、今年2022年ですから、もう10年たちました。あと10年もすれば順次寿命となりまして、2030年代後半からは、年間約50万トンから80万トンの使用済みパネルが排出されると、これは国が見込んでいるということです。
課題が幾つかありまして、課題の1点目、撤去・廃棄費用です。購入時には、導入のメリットばかり強調される一方、撤去・廃棄のコストは説明をされず、寿命が来て初めて数十万円の費用がかかると知らされるケースが多いです。
今回の共同購入でもいろんな事例があって、蓄電池を入れると200万円を超えるよというような事例が載っていますけれども、そういう場合は約10%、20万円から30万円、やっぱり廃棄コストがかかるんです。約10%かかる。今回の共同購入についてもまさにそうなんです。費用が高いので撤去せずに放置されることで起こる感電事故、廃棄費用を聞いたら、うわ高いと言ってそのまま放置すると、感電事故が発生する。費用負担を避けるために不法投棄が増える、そういうおそれがある、そういう指摘もある。
2点目、主な処理方法は、パネルから回収されるアルミなどは再資源化するリサイクル、中古品として再利用するリユース、解体して埋立処分する3パターンがあると。パネルに含まれる成分の特定が難しいと言われています。環境省によると、成分は、パネルを造っているメーカーや製造時期、時代によって異なり、鉛やヒ素といった有害物質を含むものもありますと。設置業者の倒産、設置してもらった業者さんが倒産してもうないというような場合は、成分が分からず処理が困難なケースも多い。
3点目、パネルの処理体制が整っていない点です。パネルの8割を占めるガラスについては、リサイクル業者からは、再資源化しても純度が低く使い道が少ない、こういう現状があるということで、国もこれは分かった上なんです。
今回の場合は、アイチューザーという会社が真ん中に入って、要は市民の皆さんから購入したいといって募集を受けて、それをアイチューザーが、この業者がよかろうということで、あなたにはこの会社、あなたにはこの会社という指定をして、その方々にマッチングをさせる、こういう仕組みなんです。
要は、この仕組みというのは、責任が……、先ほどの答弁にあったように、基本的にアイチューザーの共同体であったり、設置業者が責任を持つんだと言われているんですけれども、要は20年、30年たったときに、その共同体はまだ残っているか。多分ないだろうな、今回の募集のときだけだろう。設置したときの業者は残っているのか、残っているところもあるでしょう、残っていないとこもあるだろうなということを心配して私は質問しているんです。
20年、30年たった、今は若い世代で、30代、40代の方が設置しようとやっていただいた。20年、30年たったらどうなるか。年金生活になっている。60代、70代になって年金生活になったときに、数十万円もの廃棄費用が必要だと言われたらどうしますかということを心配して、私はこういう質問をしているんです。
よくよく先ほどの答弁を聞くと、廃棄費用については、一切見積りにもないし、契約条項にもないということなんです。いいですか。これがね、非常に厄介な制度やなと思って、私は。
この6月の広報たからづかに出ているチラシ、市長の写真入りでコメントが入っている。たくさんの市が、共同購入をやりましょうと書いてある。だから、宝塚市も絡んでいるから大丈夫だろうと思って購入された方が、何十年かたって、おかしいのと違うかと言って行く先はどこだと思いますか。市に言うしかないじゃないですか、違いますか。設置業者、もうありません。アイチューザー共同体もありません、どこに言ったらいいんですか、この苦情を。残っているであろう行政に言うしかないじゃないですか。こういうような進め方というのは本当に大丈夫ですか。非常に心配だなと思っています。
このアイチューザーという会社は、オランダ、ベルギー、イギリスでは実績がある、海外ではね。日本法人は2018年にできている。2018年に渋谷区本社で日本法人ができた。資本金900万円、従業員、全世界で110人の会社なんです。ここだけじゃなくて、その共同体でやっていますから、幾つかの会社が入っているかもしれない。大丈夫かなと、僕、この会社を見たときにちょっと心配になりました。本当に、こういう共同体でみんなで購入をして安く買いましょうと宣伝していいものかな。廃棄のことも全然触れられていないし、どうするのかなと。
市長は弁護士ですから、この法律的なことをよくお考えだろうと思うんですが、この辺の見解について答弁してください。
○
三宅浩二 議長 立花環境部長。
◎立花誠 環境部長 今おっしゃられた点につきましては、厳密に言いますと、最終的には購入者と工事事業者が具体的な契約を結びますんで、直接の関係というか、責任関係はそこに帰結するのかなと思っておりますが、我々としましても、こういった事業を推進するに当たって、実際にこういった契約をするに際しての正しい情報というのを十分に我々も提供しないといけないと思っております。それは議員御指摘のとおりだと思っております。
我々も、さきの代表質問のところで御質問がありましたように、廃棄についての事項についても、ホームページのほうで早速出させていただきました。廃棄のことも出させていただきました。そうした情報提供を積極的に行っている状況です。
それと、我々市としては、何度も言いますけれども、正しい情報を市民にお伝えするというところで、例えば、今進めておりますのは、工事施工者が実際に契約の段に購入者にお送りする資料とかございます。そうした資料の中に、こうした廃棄のことについての資料についても一緒に配布いただけるようにできないかというところで、今、取組を進めているところです。
以上です。
○
三宅浩二 議長 江原議員。
◆23番(
江原和明議員) 予算委員会で言ってから、いろいろ宝塚市が声を上げていただいているようですので、他市にも心配する声が出てきているようです。
政府としても、4月に環境省と経済産業省など4つの省合同で、太陽光パネルの大量廃棄に対処する検討会が国で発足をしています。今年の夏をめどに対策を取りまとめ、法律整備も視野に入れているようです。さらに、埼玉県、福岡県では、リサイクル業者などとの協議会を立ち上げて、パネル回収や処理をする仕組みづくりが既に開始をされています。心配だなというところ、埼玉県、福岡県はもう既に動き始めている、県を中心にして、ということなんです。
そこで、阪神間でみんなでスタートする事業ですから、大量廃棄に向けた検討会及びリサイクル業者との協議会について、宝塚市から声を上げて提案をしていただいて、そういう協議会、検討会を立ち上げる必要があると思いますが、再度答弁を求めます。
○
三宅浩二 議長 立花環境部長。
◎立花誠 環境部長 御指摘の点は大変重要な点だと思います。我々としましても、そういった協議会の立ち上げというのを直ちにするのは少し難しいかなと思っておりますが、やはり県に我々の考えをお伝えするというのと、今回の共同事業で、7市1町、神戸市さん含めて8市1町になりますけれども、毎月1回、実際のミーティングを開いております。そういったところから、こういった廃棄の必要性あるいはリサイクルの必要性というのを我々から訴えていって、先々にはそうした協議会みたいなものをつくっていけたらというふうに思っております。
以上です。
○
三宅浩二 議長 江原議員。
◆23番(
江原和明議員) ぜひともよろしくお願いします。
インターネットでいろいろ調べますと、この太陽光発電の共同購入のデメリットというのが幾つかあるんです、デメリットが。メリットはいっぱい書いてあるんです。
デメリットは、メーカーを選べないことだと書いてある。自分は何々製のパネルがよかったのにと、勝手に、あなたはここの会社と契約しなさい、見積りを取ってやり取りしなさいと言われてしまうので、メーカーを購入者が選べないというのが共同購入のデメリットだと。業者の当たり外れがあると明らかに言われているんです、この業界は。販売業者の数が多くて、当たり外れが大きいですよ、悪徳な業者がいるのでしっかりと見極めることが重要だということも書かれているんだけれども、そこしか紹介されないので、そこと契約せざるを得ないというのがこの共同購入の仕組みのようで、先行して実施をした伊丹市でも、結果、登録して申し込んだ方の10%しか、結果としては契約していないんです。90%はやっぱり駄目だということでやめているというのが実態なので、何か問題があるんではないかなと思っておきますので、それは指摘をしておきます。
最後、宝塚市子ども条例についてであります。
いろいろ答弁いただきました。先ほどもありましたように、今国会において、子ども基本法と子ども家庭庁設置法案が6月15日に国会で成立をしました。
日本は、1994年に子ども権利条約、批准をしたわけです。大分昔ですね。この子ども権利条約には、生命、生存及び発達の権利、子どもの最善の利益、子どもの意見の尊重、差別の禁止、この4原則が子ども権利条約に定められております。
今回成立した子ども基本法案には、この4原則同様の権利が明記をされているようです。さらに同法案には、政府が子ども施策の基本方針である大綱を策定することを明記、これまで少子化社会対策や子どもの貧困対策など別々に策定されていた幾つかの施策、法律を1つにまとめ、子ども施策の具体的な目標と達成時期を定め、首相をトップとする子ども政策推進会議を設置することも盛り込まれていますということで、先ほど冒頭質問しましたように、今、幾つかの子ども審議会だ、何だ、いじめだとかと分かれているんです、今はいろいろ。このこども大綱などを具体的に立案して推進する組織が子ども家庭庁だと言われています。
この子ども家庭庁は、来年、2023年4月に首相直轄の機関として、行政の縦割りを解消して内閣府や厚生労働省などにまたがる子ども施策を一元化する組織として発足します。ただし、学校教育分野は文部科学省が担当と、こういうふうに明記されているようです。
そこで質問ですが、この子ども家庭庁について、新聞発表によると、保育所と認定こども園は子ども家庭庁に所管が移るというふうになっていますが、宝塚市ではどうするんですか。
○
三宅浩二 議長 西垣子ども未来部長。
◎西垣早百合 子ども未来部長 認定こども園は保育所同様、子ども家庭庁の所管ということになりますが、現在本市におきましては、4か所の認定こども園がございます。公立が1か所、あと民間が3か所ということになるんですけれども、いずれも幼稚園型の認定こども園というふうになっておりまして、公立の西谷認定こども園につきましては教育委員会が所管しております。残りの民間認定こども園につきましては、こども未来部の所管というふうになっております。
以上です。
○
三宅浩二 議長 江原議員。
◆23番(
江原和明議員) それは変わらず行くということでよろしいのか、担当が変わらず行く、どういうことですか。
○
三宅浩二 議長 高田管理部長。
◎高田輝夫 管理部長 西谷認定こどもは、開設して今年で14年目を迎えております。施設面では幼稚園を改修したり、給食は隣接する小学校から運搬しておりますので、教育が中心になっております。
一方、保育士なんかは、過去は、こども未来部から異動により配置してきた経過があるんですが、昨年度からは、幼稚園教諭として採用した職員のうち、保育士資格を持っている職員を配置しておりますので、ノウハウなんかはこども未来部からいろいろと教えてもらうところはあるんですけれども、運営面では教育委員会が担っているというところがあります。
こうした背景もありますので、なかなか子ども未来部に全てを移管するというのは難しいところはあるんですが、そうした課題も含めて、今後、こども未来部をはじめとする関係部署と協議をして、その所管について最適な所管場所の在り方については検討していきたいというふうに考えております。
○
三宅浩二 議長 江原議員。
◆23番(
江原和明議員) 子どもの意見の尊重についてなんですけれども、これも権利条約に載せられている部分についてなんですが、今回、法律にも記載されているようですが、この本会議の先日の質疑で、子ども議会と子ども委員会についての質疑の中で、子ども委員会を廃止して子ども議会に統合するというような答弁がありました。子どもが発言する機会を増やし、その意見を尊重することについて、子ども条例でもしっかり規定をしてほしいと思うんですが、いかがですか。
○
三宅浩二 議長 西垣子ども未来部長。
◎西垣早百合 子ども未来部長 今、議員のほうからお話がありましたとおり、子ども議会事業につきましては2000年度から、子ども委員会事業につきましては2012年度から、それぞれ実施をしておりました。
この子ども委員会事業につきましては、昨年度見直しを行いまして、子ども議会事業に、子ども委員会事業で培った活発な意見交換を行う手法を取り入れることによりまして、事業の効果的な解消を図るということで、今年度から事業のほうは廃止というふうにさせていただいたところです。
ただ、子ども家庭庁の創設に当たりまして、国におきましては、今後の子ども施策の基本理念といたしまして、子どもの意見が年齢や発達段階に応じて積極的かつ適切に子ども政策に反映できるように取り組むということが上げられております。このこともしっかり意識をしまして、子ども条例の見直しにつきましては、子ども条例だけではなく、子どもに関する条例、あと要綱なども併せながら、見直しも含めてしっかり検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
○
三宅浩二 議長 江原議員。
◆23番(
江原和明議員) このときに子ども基本法ができる、また家庭庁ができるという大きな変革を国もやろうという時期ですので、しっかりそれに対応した動きを教育委員会も含めてお願いをしたいという意味で今回は質問をしているんです。
私の知っている宝塚市における子ども条例関係についての歴史を、この際ちょっとおさらいでやっておきますと、まず、平成12年、2000年8月に子ども議会を再開してもらいました、これは私なんかの提案によって。1回やったんですけれども、途切れていたので、再開しくれということで、子ども議会を2000年の8月にやりました。再開しまして、今ずっと続いているということです。
その後、2001年、平成13年に子ども条例をつくったらどうだということを初めてこの
一般質問で提案をしました。あんまり大した答弁はなかった。その後、子どもに対する組織が必要なんじゃないかということで、先進市を紹介しながら、設置をしてくれということで、2003年、平成15年7月に、子ども室、今で言う室ですね、子ども室が誕生したのが2003年でした。それで、2005年、平成17年6月の際に、再度、子ども条例等をしっかりと検討すべきだということで質問をしたところ、調査・研究という答弁でした。
その後、翌年、2006年、平成18年6月に、再度子ども条例をつくるべきだと質問をしたところ、次世代育成支援行動計画推進地域協議会で検討するということで、初めてどこで検討するかという答弁がありました。ですので、その同じ年、2006年12月に、再度、条例だけではなくて、子ども室を昇格させて子どもの部をつくって、こども未来基金もつくってという要望をしました。お金が要るでしょう、財政的に予算をつけてねと。
そのときに市長からの答弁は、来年3月に市議会に上程しますと、こういうはっきりとした答弁を受けて、また、そのときに、西谷の幼稚園を認定こども園化するというようなことも答弁が出て、平成19年、2007年3月に子ども条例の議案が出てきて、こども未来基金、当時の予算として16億7千万円でこども未来基金を設立しますということが、平成19年、2007年3月の議会で提案されたんです。そして、子ども審議会も設置をしますというようなことが、この2007年の段階で様々な整備が始まると。
この間、7年ぐらいずっとかかっているんです、いろいろ提案しましたけれども、3人の市長に変わってきて、やっと3人目の方で、こういう提案を受けて設置をしていただくことになりました。やっぱりいろんなことを検討するには時間が要るのは要るんですけれども、今回は国で大きな法律をつくろうと決めて、新たな子ども家庭庁もつくるぞと決めたので、あと半年ちょっとしかないんですけれども、このスピード感を持って、今までいろいろ要綱だ、何だかんだと決めて、いっぱいなことをやっていただいている。やっていただいていることは大事なんですよ。児童虐待に関しての対応もしている、ヤングケアラーという新しいことも取り組もうとしている、子ども議会もやっている、ひとり親家庭の中学生向けの未来塾もやっていただいている、幼児教育センターも設置した、新たに子ども家庭総合支援拠点も来年の開設を迎えようとしている。様々なことをやっているんですけれども、この法律、子ども基本法に沿って子ども条例をしっかり見直していかないと、いつしか、さっきの答弁にあったように、子ども委員会がなくなってしまったり、そういう根拠がなくなってしまうようなことでは、せっかく国全体で子どもをみんなで育てようと言っている時期に、何年かたってトップが替わると、今までやっていた施策がなくなるというのでは、いかがなものか、地方自治体としては。
市長の下でしっかり子どもを守って、子どもの成長のためにしっかりと宝塚市は頑張るぞというようなことが発信できるような条例と、それに関わる体制というか、そういうものをしっかりと今回改めてつくってほしいなと。
条例があって、こども未来部という組織があって、まだ3億円弱残っているこども未来基金、この3つを持っている自治体って少ないんです。せっかくやっているんですけれども、ばらばらになっているので、この際しっかりと取りまとめて再整備をしてもらいたいなという意味で、今までの経過も含めて今回御紹介しましたけれども、そういうふうに先進地として頑張ってきた宝塚市ですので、しっかりとこのスピード感を持って新しい法律、子ども家庭庁の設置に向けて取り組んでいただきたいなということを要望して、今回は終わっておきます。
以上です。
○
三宅浩二 議長 以上で江原議員の
一般質問を終わります。
日程第2、議案第64号の訂正についてを議題とします。
△───── 日程第2 ─────
……………………………………………
議案第64号の訂正について
……………………………………………
○
三宅浩二 議長 本件は、6月2日に、議案第84号の補正予算を可決したことにより、議案第64号の補正予算について、補正前及び補正後の予算額の数値等に変動が生じたので、御手元に配付のとおり所要の訂正を行おうとするものです。
本件は訂正することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
三宅浩二 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は、御手元に配付のとおり訂正することに決定しました。
日程第3、議案第86号令和4年度宝塚市一般会計補正予算第4号を議題とします。
△───── 日程第3 ─────
……………………………………………
議案第86号 令和4年度宝塚市一般会計補正予算(第4号)
……………………………………………
○
三宅浩二 議長 提案理由の説明を求めます。
山崎市長。
◎山崎晴恵 市長 議案第86号令和4年度宝塚市一般会計補正予算第4号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
本件は、歳入歳出予算の総額に、それぞれ6億3,321万1千円を追加し、補正後の総額をそれぞれ846億5,103万円とするもので、款項の区分ごとの補正額は第1表のとおりです。
歳出予算の主なものは、バス交通対策事業、障害者福祉事業、民間老人福祉施設整備助成事業、水道事業会計補助金、再エネ・省エネ等脱炭素化設備導入支援事業、新型コロナウイルス感染症対策市内事業者支援事業、下水道事業会計補助金、幼稚園運営事業、給食事業などを計上しようとするものです。
歳入予算の主なものは、国庫支出金では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を、県支出金では、公立幼稚園感染拡大防止対策事業補助金を、繰入金では、財政調整基金とりくずしなどを計上しようとするものです。
よろしく御審議をいただきますようお願い申し上げます。
提案理由の訂正をお願いいたします。
議案第86号についての提案理由の説明の中で、846億5,130万円と御説明しましたが、846億513万円に訂正させていただきます。
○
三宅浩二 議長 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑を省略して、直ちに総務常任委員会に付託の上、審査したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
三宅浩二 議長 異議なしと認めます。したがってそのように決定しました。
以上で本日の日程は全て終了しました。
次の議会は6月27日に開きます。
本日はこれで散会します。
── 散 会 午前11時34分 ──...